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2017/09/10

もっと楽しんでみませんか? コミュニケーション

昨今よく耳にする「コミュニケーション」という言葉。 広辞苑には「社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達。」とあります。しかし、自分の考えや思いを相手に伝えることが「コミュニケーション」なのでしょうか?
この言葉の語源は、ラテン語の "Communicatio (コムニカチオ)" 。「分かち合うこと」を意味します。このラテン語の意味から考えるともっと分かりやすいのではないでしょうか。自分の考えや思いを相手に伝えることと、相手がどのようなことを考えているのか、どんな思いをもっているのか、それを汲み取り、相手を理解することとがセットになってはじめて「コミュニケーション」と言えるのです。


   
異なる言語や文化を背景とした人同士のコミュニケーションには、誤解や摩擦が起こりがちです。それは、相手の言動、考え方、またその行動をあなたがどう理解するか、それはそれぞれの文化背景によって異なることが多々あるからです。「文化の違い」というと、他国の文化をイメージしてしまうかもしれません。でも、生まれ育った家庭環境、地域、世代間など、もっと私たちの身近にも「異文化」は存在します。『最近の若者の考えていることは分からん』なんていうのも世代間における文化の違いからくるのです。そう考えると「異文化間コミュニケーション」という言葉ももっと身近に捉えることができるのではないでしょうか。
   
ラテン文化センター ティエンポは設立以来、スペイン、ポルトガル、中南米の芸術を中心に、文化の多様性を紹介しながら「違いを分かち合う」をコンセプトに多種多様な文化交流活動を行ってきました。異なる文化に触れ、生の実感と喜びに溢れたコミュニケーションを体験する。そんな刺激的な体験から、「なりたい自分」を探していく。真のコミュニケーション能力はそんなところから培われるのではないか、と私たちは考えています。
設立から20年という節目の年を迎えるにあたり、ここで皆さんと一緒に、「異文化体験は何を生み、何に繋がるのか」について改めて考えてみたいと思い、「TIEMPO 4 ALL 〜 芸術x異文化交流フェスティバル」を開催することにしました。
参加無料のイベントもありますので、センターに遊びに来る感覚で気軽にご参加ください。

TIEMPO 4 ALL 〜 芸術x異文化交流フェスティバル ウェブサイト

2017/09/05

中南米エレクトロポップ界の革命女子 ハビエラ・メナ




去年ソロデビュー10周年を迎えたチリ出身のエレクトロポップアーティスト ハビエラ・メナ 。
これまで、4枚のアルバムをリリース。ラテングラミー2015オルタナティブ部門最優秀楽曲賞ノミネート、MTV EMA 2015中南米最優秀アーティスト賞ノミネート、ノルウェーのアコースティック・ポップデュオ Kings of Convenience スペイン・ポルトガルツアーのオープニングアクトへの参加、Julieta Venegas、Alejandro Sanzとの共演など、エレクトロポップ系シンガーソングライターとして国内外で目覚ましい活躍をしているアーティストです。




電子音とロボット的なメロディーが特徴的なエレクトロポップですが、ハビエラが創り出す音楽はどこか懐かしいノスタルジック感、人の温かみさえ感じさせる独特な音の世界。
昨年スペイン滞在時、EL PAISをはじめとする新聞社や音楽・ファッション雑誌社からインタビューを受け、幼少期から現在までの音楽作りについて語っています。

「 13, 14歳の頃、両親がパソコンを買ってきたの。インターネットに繋がるコンピューターは近所ではまだどこの家も持っていなくて、コンピューターに夢中になりました。いろいろなソフトをダウンロードすると、バンドなしでも一人で楽曲を作れることを知り、それから曲作りやプログラミングにハマっていったんです。ひとり部屋で曲を作ってはMyspaceにアップする。自分は部屋にいながらにして楽曲は国境を越えいろいろな国の人の耳に届き、そしてファンや海外のアーティストと交流も図れる。Kings of Convenienceのツアーに参加できたのも、自分の曲を気に入ってくれた彼らからMyspaceにメッセージをもらったのがきっかけでした。
そういう曲作りをしてきたため、今でも 私の仕事の軸にあるのが"自律性"なの。これまで全て私自身や私のチームと決断して仕事をしてきたし、曲も全て自分で作る。将来は分からないけれど、現在はこの"自律性"で自分の仕事をコントロール出来ているんだと思います。
影響を受けたアーティストや音楽、それを曲作りに反映させるのも好きだけど、一度全部バラバラにほどいて、自分流に編みなおすの。例えば『Pide』はレゲトンのリズムを取り入れたんだけど、あまりにもバラバラに解くから、最終的にはそれを感じさせない曲に仕上がってしまうんです。」
   
今年6月にSONY MUSICに移籍し、7月に米国ツアーを終えたばかりのハビエラ。現在、新作アルバムの制作に励んでいるそうですが、どのようなアルバムになるのかと既にファンや音楽評論家の注目を集めています。
   
「2作目のアルバムまでは、どちらかというとコンピレーション・アルバムのようなもの。デビューしてまだ地にしっかりと足がついてないというか・・・。3作目の『Otra Era』でやっとコンセプチュアルな作品を作ることができました。最近、私はダンスミュージックが大好きだと気付いたの。振付をするのも好き。だから、新しいアルバムには、振付を取り入れた曲などダンスミュージックにしたい。だけど、前にも言った通り、ダンスミュージックを解いて私なりに編みなおしたら、どんな仕上がりになるのか・・・それは私にも分かりません。(笑)でも、また新しいハビエラ・メナを楽しんでもらえるようなアルバムになると思います。」


   
時代の流行に左右されず、常に新しい音・美学を追求しながら私自身を自然体で表現していく音の革命家、異端児でありたいという彼女の新作アルバム、今から楽しみですね。
日本のアニメ文化やJ-POP、エレクトロポップにも造詣が深く、仏教の支持者でもあるというハビエラ待望の初来日公演は9月29日 (金)。 皆さん是非、間近で彼女のレトロな近未来ワールドを体感してみてください。



■ コンサート情報

【参照】 http://stylelovely.com  https://muzikalia.com   http://www.elmundo.es