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2012/09/20

世界最古の空中都市マチュピチュは 現代の私たちの何を語ろうとしているのか


多くの謎に包まれた 幻の空中都市
マチュピチュ



ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、アルゼンチン、チリの7カ国にまたがるアンデス山脈。そのアンデスのペルーに位置する尖った絶壁の山々がそびえるウルバンバ渓谷の山間、標高2,280mの頂上に突如現れるインカ帝国の遺跡マチュピチュ。山裾からはその存在を確認できないことから「空中都市」、「空中の楼閣」とも呼ばれています。マチュピチュとは、 「老いた峰(Old Peak)」を意味するインカ帝国の公用語であったケチュア語を地名として文字で表現したものです。マチュピチュの総面積は5平方km、その約半分の斜面には段々畑が広がり、西の市街区は神殿や宮殿、居住区などに分かれ、周囲は城壁で固められています。マチュピチュで高度な文明を築きながらも、16世紀半ばマチュピチュを残しさらに奥地へと消えてしまったインカの人々。その後400年以上にわたって、人の目に触れることのなった幻の都市。発見したのは、1911年に古いインカ時代の道路を探検していたアメリカ人歴史学者ハイラム・ビンガム。彼が初めてこの遺跡を発見した時は、草に覆われた廃虚となっていたそうです。諸説はありますが、このハイラム・ビンガムは、映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの主人公インディアナ・ジョーンズのモデルとなったとも言われる人です。マチュピチュには未だに解明されていない多くの謎があり、新・世界七不思議の1つにも選ばれています。



    
そんなインカ帝国の首都はクスコがあるペルー、リマ市に日本人実業家が私財を投じて1964年に設立した本格的なアンデス文化に関する考古学博物館「天野博物館」があります。展示・収蔵品は数万点。日本人が海外でこのような博物館を創設した例はなく、そのユニークな展示方法や解説の仕方とあいまって極めて個性的な 文化ポイントとして注目を集めています。博物館の設立者、天野芳太郎氏の孫にあたり、現在、「天野博物館」事務局長を務め、考古学界でも研究者として活躍中の阪根 博氏がこの10月に来日。昨年大変好評だった「インカ帝国の謎に迫る」と題する講演会を開催することになりました。

今回のテーマは「マチュピチュの不思議」。最も美しい世界遺産と言われるインカ帝国の象徴、マチュピチュ。このマチュピチュで続く発掘により、インカ繁栄の秘密が次々と明らかになりつつあります。険しい山々でさえぎられ、バラバラだったアンデス一帯。山岳地帯という厳しい環境のもとで、インカはいかに強力な帝国を築いたのか。国家統一のキーワードは、険しい山中に築いたアンデス各地を結ぶ総延長4万キロの「インカ道」。阪根氏がインカ帝国繁栄のシステムを解き明かしてくれます。どうぞ皆さん、この機会に神秘の世界に包まれたお話を聞いてみてください。

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ペルー・リマ市「天野博物館」事務局長 阪根 博氏 来日講演・交流会
「インカ帝国の謎に迫る」
テーマ:マチュピチュの不思議


とき: 2012年10月12日(金) 15:00 ~ 19:30
会場: ダイニング・イベントスペース 「ティエンポ・ホール」
料金: ¥1,500 (ワンドリンク¥500込)
* 高校生以下は無料 (交流会実費)
* 定員あり。お早目のチケット購入をおすすめ致します。
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