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2012/12/18

Baila en Cubaへの旅


11月末から実施したキューバで開催されるダンスと音楽の祭典「バイラ・エン・キューバ」に参加するツアー、どんな10日間だったのでしょうか。
旅行に参加された受講生方に感想を聞いてみました。

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【ラテンダンス受講生 Rikako Hayashiさん】

今回のキューバツアーでは引率のマルセロ先生、現地でアテンドをかって出てくれたアマンダ先生のおかげで一般のツアーでは出来ないさまざまな体験をすることができました。中でもこれまでお世話になった沢山の先生方が所属されているアルフォンソ舞踊団での恩師との再会、そして緊迫感あるれるリハーサルの見学をさせていただいた事は一番の想い出です。そしてそのレベルの高さに才能あふれる素晴らしい先生方からレッスンを受けられることに改めて感謝の念を抱きました。
現地でのレッスンやパーティーでは回を重ねる毎に先生方はもちろん、世界各地での参加者の方々と交流を深めることができ、再会を約束した沢山の友人が一番の宝物となりました。
最後になりましたが、こんなに素敵な旅をプレゼントしてくれたティエンポ関係者の皆さん、現地スタッフの皆さん、そしてツアーメイトの皆さんに心から感謝を申し上げます。いつの日かまたBaila en cubaに参加できることを夢見て…。




【ラテンダンス受講生 Maya Toneさん】

自分の限界まで楽しんだ 「怒涛のキューバ10日間」でした!
日本からキューバへ24時間近い移動で疲れているにも関わらず、初日から アマンダと合流してクラブへGO! ラムを飲みつつキューバ人と踊り倒して、深夜帰宅…。 この瞬間から、毎日サルサ三昧。ある意味、耐久レースの始まり×始まり(笑) 毎日睡眠時間3~4時間、朝から深夜まで、サルサ×さるさ×Salsa♪毎日、3~5時間のレッスン + 3~4時間のライブ♪ ずっと、サルサぁぁぁぁぁ♪ 限界です…。 ツアー後半は、夕飯を食べながら、眠ってしまいそうな勢い…。 日本へ戻る飛行機の中では、案の定、死んだように眠っていました…。 日本からキューバは遠かったけど、キューバから日本は近かったです(笑)

もちろん、旧市街を散策したり、キャバレー・トロピカーナに行ったり、アルフォンソ舞踊団の練習を見学したり、どれをとってもキューバは最高でした☆ 

飲んで、食べて、飲んで、笑ってぇ♪ 飲んで、踊って、飲んで、はじけてぇ♪
大きなパイナップルに入った、ピニャコラーダを、ガリガリしてぇ♪
昼は赤ワイン、夜は大好きなラム。 毎日、こころゆくまで飲んでぇ♪
正直に白状しますが(笑) 1週間毎日酔っぱらったのは、人生初です!!

世界中の人と踊れて、ハッピー♪ ルエダで肩車してもらえて、ラッキー♪
おもしろいことの連続で、かなりハイレベルの珍道中♪ネタがつきません(笑)

マルセロ。 アマンダ。 ティエンポのスタッフの方々。ツアーメンバーのみなさん。
本当に、ありがとうございました。 たくさん笑えたことに、感謝しています☆

いつかまたキューバへ行くことを夢見て、サルサも、スペイン語も、パーカッションも、あきらめず自分の成長を信じて努力していきたいと思います!!! 

Viva CUBA♪ Yo voy a CUBA para gozar♪ Vamos a CUBA conmigo♪




【ラテンダンス受講生 Yukari Matsuokaさん】

マルセロ、そしてメンバーの方々、思い出深い旅が出来た事を心から感謝しています。
毎日が驚きと喜びの連続であっという間の10日間でした。その中でもバレエ見学は私にとってエキサイティングな異空間で、人生観の違いに心を打たれ背筋がピンとなりました。真っすぐな目の輝きに感動しました。頑張ってほしいですね。又、ロシアの公演があれば行きたいと思っています。今回の旅行は何もわからず参加しましたが、最高の体験をさせて頂き感謝するばかりです。マルセロ先生の細やかな心配りにも本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。マルセロ先生、アマンダ先生大好きです!!笑顔で、頑張ってください。



【ラテンダンス受講生 Yukari Narazakiさん】

Baila en cubaツアーに参加させていただきありがとうございます。全てが新鮮で、いろいろな体験をしました。
5日間のワークショップ、ミッドナイトコンサートはいろいろな国の人と出会い、一緒に踊ることができました。
アマンダと2日間、行動を共にできたこと、2人のラファエロに再会できたことは感激でした。
街をブラブラ・・・トロピカーナのショーを見に行ったことなど楽しい思い出ばかりです。
私が一番感動したのは・・・アルフォンソ舞踊団の練習を目の前で見学できたことです。とてもすばらしかった!
このツアーに参加できてほんとによかったと思います。
ティエンポのスタッフの皆様、マルセロ、アマンダ、ゆかりさん、りかこさん、まやさん、お世話になりました。





2012/12/17

Santiago de Compostelaへの旅


スペイン語講師ロノが「サンティアゴ巡礼の旅」を皆さんと体験しようと企画したスペイン北西部ガリシア州の州都サンティアゴ・デ・コンポステーラへの旅。
10月に実施したこのグループ旅行、一体どのような旅になったのでしょうか。
旅行に参加されたスペイン語受講生で、ティエンポの理事も務める江口朋子さんに旅のレポートをしていただきました。

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行ってきました、サンティアゴ・デ・コンポステーラ!! 



計11日間、サンティアゴには5連泊という、ゆったりした旅。旅仲間は、Ronoを含めて計6人。
ガリシアは緑豊かで美しい地です。
巡礼路を100キロ踏破するぞ!という当初の意気込みは、わが体力・脚力を考えると萎えましたが、サンティアゴ郊外の田舎を1日だけ歩きました。朝は低地を雲海が流れ、霧が晴れれば真っ青な空。森や農地や花が咲き乱れる庭の間に、家々の白壁とオレンジ色屋根が鮮やか。石造りの古い教会や修道院、大きな館も点在。所々に、「こっちが巡礼路ですよ」という帆立貝マークの標識も。
経済不況まっただ中と言われていても、自然環境、古くとも手入れの行き届いた美しい家、おいしいパンやチーズやハムやワインなどを見る限り、暮らしの基本の豊かさを感じました。大都会では、そうでないのかもしれませんが。


もちろん、サンティアゴの旧市街も楽しい。
カテドラルは豪華絢爛というわけではないけれど、柱の彫刻が素晴らしく、重厚で風格があります。カテドラルの屋根の上を歩くツアーに参加して、日曜日のミサでは有名なボタフメイロ(天井から吊るした巨大な香炉を8人がかりで大きく左右に振る儀式)も拝観。たくさんの路上ライブ(ハープ、バグパイプ、オペラのアリアまで)もハイレベルで聞き応えがあったし、バルもレストランも驚くほど安くておいしい!! 名物のガリシア風タコは、いくつかの店で食べ比べ。サンティアゴを堪能した、という感じです。
でも、巡礼をやり遂げて到着した人達の充実感あふれる顔をみていたら、やっぱり羨ましくなりました。今度は本当に巡礼しましょうか、Rono?



巡礼路最後の場所、地の果てを意味するフィニステラの断崖にも立ち、気分だけは巡礼者で大西洋に手を合わせました。これで新しい人生に踏み出せそう。踏み出し始めは、TIEMPOのスペイン語クラスで頑張ること、かな。 (スペイン語受講生 江口 朋子さん)




2012/10/31

キラキラ輝くコロンビアの子ども達の瞳

[出典] adrig72



[出典] Wikipedia
東にベネズエラ、南東にブラジル、南にペルー、南西にエクアドル、北西にパナマと様々な国と国境を接している南米コロンビア。エメラルドとコーヒーの産地として誰でも耳にしたことがあるでしょう。美しい自然に恵まれ、今や最もホットでクリエイティブな音楽やダンスを世界に発信する国として世界から注目されている国コロンビア。

しかし、その華やかなイメージとは裏腹に、1960 年代以降40 年以上にわたる国内武力紛争が残した多くの国内避難民、地雷被災者、都市部と地方の貧富の格差問題や麻薬問題など多くの課題を抱えています。路上生活という苛酷な環境にいる子供たちが危険と背中合わせに生活している、又はさまざまな暴力に巻き込まれているのも実情。そのような状況のなかでも、とても明るく素敵な笑顔を見せてくれる子供たち。瞳をキラキラと輝かせ彼らが描く夢とはどういうものなのでしょうか。


[出典] United Nations Photo


今、子供たちが未来に夢をもてるような安全な社会を作ろうと政府や国外の団体が取り組んでいる様々なプロジェクトがあります。
子供の成長を育む住みよいコミュニティーを作る夢を叶えつつ、貧しくてもプライドを保ち明るく生活をするコロンビアの人々。その秘密は、古い南米の習慣「Trueque~物々交換」でした。「物々交換」は、現代の複雑な社会の中でも生きていて、人々の生活力を支えています。

[出典] Laudes Infantis


11月9日 (金)に開催される「コロンビアンの夢」では、ユニークなシステム「物々交換」を知り、コロンビアに触れることができる興味深いイベントです。
サンフランシスコで色々な非営利団体を支援するトモコ・ リップさんが首都ボゴタのストリートチルドレンをなくすため根本的問題に取り組んでいる団体で経験した話、アイディア バザー、パフォーマンスやコロンビア料理など内容盛りだくさん。ラテンダンス講師のネリーも自国について紹介してくれます。是非みなさん、ご参加ください。



とき: 2012年11月9日 (金)  19:00~21:30 (受付開始:18:30)
会場:ダイニング・イベントスペース 「ティエンポ・ホール」
前売り: 1,500円
当日: 2,000円
* ワンドリンク、軽食 (コロンビア料理) 込み


【お問合せ・チケット販売・予約】 
• ラテン文化センター ティエンポ 
Tel: 092-762-4100


2012/10/19

伝説のサルサ歌手の人生を描いた映画『エル・カンタンテ』

サルサ・ラテンダンス講師、サルソンDJ マルセロおすすめの映画


サルサ界の帝王Marc Anthonyと
マルチで全世界から愛されつづける女神Jennifer Lopez
主演映画“El Cantante~エル・カンタンテ”



















サルサファンでなくとも、一度は彼らの名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

プエルトリコ系アメリカ人、サルサ界で最も成功した男といわれる帝王マーク・アンソニーと、最近ますます美しさを増し、セクシーなオーラを放ち始めたジェニファー・ロペス。昨年7月の離婚発表のニュースが世界を駆け巡りましたよね。

当時まだ夫婦であったトップアーティストの共演ということで話題になった映画「エル・カンタンテ」。
伝説のサルサ歌手エクトル・ラボーの栄光と転落の人生を描いた伝記映画です。17歳の時に、プエルト・リコからニューヨーク市に移りサルサ歌手として絶大な人気を得て、「歌手の中の歌手」とまで言われたエクトル・ラボー。ニューヨーク・サルサの顔となるほどの栄光を勝ち得た彼は、成功とは裏腹に耐え難いほどのプレッシャーに押しつぶされ、次第に酒とヘロイン中毒に明け暮れるという泥沼へと迷い込んでしまいます。

サルサファン必見の映画。サルサファンでなくとも、スペイン語学習生、ラテン音楽ファンには是非おすすめしたい映画です。


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ラテンダンス講師マルセロとスペイン語講師イシドロによる
【座談会】 伝説のサルサ歌手の人生を描いた映画 『エル・カンタンテ』

• とき: 2012年11月3日 (土) 18:30 ~ 20:30 (予定)
• ところ: ティエンポ語学教室
• 参加費: ¥500 (スペイン語「2ヶ月お試しコース」受講生無料)
• 要予約 | 申し込み、申し込みキャンセルは開講前日まで
• 4名以上のお申し込みで開講します。 

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サルサ・ラテンダンス講師:
Marcelo Stella ~ マルセロ・ステラ

サルサ世界コングレスのオープニングでダンスパフォーマンスを行う他、数々のショーへの出演経験を持つ。また、2000年より度々ラテンフェスティバル“ イスラ・デ・サルサ” のステージに立ち、多くのサルサファンの注目を浴びている。初来日以来、講師活動を通して福岡でのサルサ普及に大きく貢献し、ダンサーとしてまた講師としても日本での実績豊富なダンサーである。最近は、ショー演出や振付師としての活躍も目覚しい。

2012/09/20

世界最古の空中都市マチュピチュは 現代の私たちの何を語ろうとしているのか


多くの謎に包まれた 幻の空中都市
マチュピチュ



ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、アルゼンチン、チリの7カ国にまたがるアンデス山脈。そのアンデスのペルーに位置する尖った絶壁の山々がそびえるウルバンバ渓谷の山間、標高2,280mの頂上に突如現れるインカ帝国の遺跡マチュピチュ。山裾からはその存在を確認できないことから「空中都市」、「空中の楼閣」とも呼ばれています。マチュピチュとは、 「老いた峰(Old Peak)」を意味するインカ帝国の公用語であったケチュア語を地名として文字で表現したものです。マチュピチュの総面積は5平方km、その約半分の斜面には段々畑が広がり、西の市街区は神殿や宮殿、居住区などに分かれ、周囲は城壁で固められています。マチュピチュで高度な文明を築きながらも、16世紀半ばマチュピチュを残しさらに奥地へと消えてしまったインカの人々。その後400年以上にわたって、人の目に触れることのなった幻の都市。発見したのは、1911年に古いインカ時代の道路を探検していたアメリカ人歴史学者ハイラム・ビンガム。彼が初めてこの遺跡を発見した時は、草に覆われた廃虚となっていたそうです。諸説はありますが、このハイラム・ビンガムは、映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの主人公インディアナ・ジョーンズのモデルとなったとも言われる人です。マチュピチュには未だに解明されていない多くの謎があり、新・世界七不思議の1つにも選ばれています。



    
そんなインカ帝国の首都はクスコがあるペルー、リマ市に日本人実業家が私財を投じて1964年に設立した本格的なアンデス文化に関する考古学博物館「天野博物館」があります。展示・収蔵品は数万点。日本人が海外でこのような博物館を創設した例はなく、そのユニークな展示方法や解説の仕方とあいまって極めて個性的な 文化ポイントとして注目を集めています。博物館の設立者、天野芳太郎氏の孫にあたり、現在、「天野博物館」事務局長を務め、考古学界でも研究者として活躍中の阪根 博氏がこの10月に来日。昨年大変好評だった「インカ帝国の謎に迫る」と題する講演会を開催することになりました。

今回のテーマは「マチュピチュの不思議」。最も美しい世界遺産と言われるインカ帝国の象徴、マチュピチュ。このマチュピチュで続く発掘により、インカ繁栄の秘密が次々と明らかになりつつあります。険しい山々でさえぎられ、バラバラだったアンデス一帯。山岳地帯という厳しい環境のもとで、インカはいかに強力な帝国を築いたのか。国家統一のキーワードは、険しい山中に築いたアンデス各地を結ぶ総延長4万キロの「インカ道」。阪根氏がインカ帝国繁栄のシステムを解き明かしてくれます。どうぞ皆さん、この機会に神秘の世界に包まれたお話を聞いてみてください。

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ペルー・リマ市「天野博物館」事務局長 阪根 博氏 来日講演・交流会
「インカ帝国の謎に迫る」
テーマ:マチュピチュの不思議


とき: 2012年10月12日(金) 15:00 ~ 19:30
会場: ダイニング・イベントスペース 「ティエンポ・ホール」
料金: ¥1,500 (ワンドリンク¥500込)
* 高校生以下は無料 (交流会実費)
* 定員あり。お早目のチケット購入をおすすめ致します。
詳しくはこちらで


2012/08/20

リズムと踊り 芸術のるつぼ CUBA


カリブ海に浮かぶ小さな国 キューバ。そこは、中南米の国々のなかでも最も豊かな芸術を持つ国のひとつ。音楽や舞踊はもちろん、ホセ・マルティ、エリセオ・ディエゴなどの優れた作家、詩人を輩出しているキューバ文学、ウィルフレッド・ラム、レネ・ポルトカレーロなどを代表する芸術家、そして映画界、キューバは世界に誇れる多様な芸術文化を有する国です。
キューバはその歴史のなかで、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、世界の三大陸から流れ込んできた人種、文化を、上手く土着のものと融合させながら現在の多様性に富んだ文化を生み出してきました。


   
特に音楽においては、世界的に浸透したサルサのベースとなるソンをはじめチャチャチャやマンボ、ダンソンと言ったリズムが、20世紀初頭には国境を超え世界へと広まり、また同時にジャズやレゲエ、ヒップホップなどの他国のリズムも取り入れながら、キューバ独自の新たなリズムへと進化させていく優れた音楽性から、ラテン音楽の流行の発信地として世界のミュージシャンから注目されている国です。


   
キューバ音楽が世界に広まるにつれ、舞踊におけるレベルの高さも知られるところとなりました。キューバの伝統舞踊とバレエを融合させた舞踊団トロピカーナは「キャバレー」として世界に名を馳せ、また、日本でも来日公演をしているキューバ国立民族舞踊団には、ダンス留学のため世界からダンサー達が集ってきます。
   
様々な音楽やダンスの世界大会やフェスティバルが開催されるキューバ。毎年11月にハバナで開かれるサルサ世界大会「Baila en Cuba」もその一つです。約1週間、著名なダンサーによるワークショップが多数プログラムされ、また夜にはマノリート・イ・ス・トラブーコやチャランガ・アバネラなど世界トップレベルのサルサオーケストラによるライブが目白押し。この期間にあわせ、欧州各国からキューバツアーが組まれるほどです。


   
そこで、ティエンポでもこの「Baila en Cuba」に参加するキューバツアーを実施することになりました。引率はラテンダンス講師のマルセロ。トップダンサー、講師によるワークショップを受講し、夜はライブを楽しむ。時間に余裕があれば、ハバナ観光も予定しています。そして、キューバと言えば、ティエンポの芸術・舞踊部門 教育指導顧問サンティアゴ・アルフォンソ氏が率いるサンティアゴ・アルフォンソ舞踊団。もちろん、舞踊団にも訪問を予定。これまで来日した講師Yunia、Rafael、Amanda達も皆さんとの再会を楽しみにしています。
  
ダンス、音楽に興味のある方、ラム酒を片手にキューバの雰囲気を満喫したい方、ハバナが音楽とダンスで溢れるこの期間、一緒にキューバの魅力を体験しましょう。

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『ラテンダンス講師マルセロと行く Baila en Cuba への旅』

■ 旅行先: ハバナ (キューバ)
■ 出発日: 2012. 11/23 (金)
■  帰国日予定: 2012. 12/1 (土)
* 帰国日は参加者の希望により調整される可能性があります。
■ 無料ワークショップ参加時間: 10:30 ~ 17:15 (1時間のWSを1日4クラスまで受講可)
■ パーティーの部: 22:00 ~ 01:00 

ティエンポ会員、ラテンダンス受講生以外の方々も大歓迎!無料ワークショップは各自のレベルに応じたレッスンを選択可です。ワークショップ受講を希望されない方は、ハバナ観光を。
興味のある方は、9/1~9/30までに事務局の参加リストに登録ください。旅行詳細など随時メールにてご案内していきます。

2007年のツアーに参加した受講生とマルセロ

2012/07/24

サルサ・ラテンダンス講師 兼 サルソンDJのマルセロからおすすめCD

“From the begining - El Gran Combo -”




皆さんお久しぶりです! いつも熱が入り過ぎて長~い文章を書いてしまうので、月刊誌 ケ・パサの編集を担当するスタッフのKaoriから、しばらくおすすめCDの記事を書くのを禁じられちゃって・・・ (笑)
でも、サルサのシーズンも到来!ということで、僕にもやっと番が回ってきました!

今年は本当にセンター長のサンティアゴをはじめティエンポのスタッフは凄いことを成し遂げました!何と言っても、世界中で最も有名なサルサオーケストラをイスラに招いてしまうなんて・・・。「信じられない」のひと言。

全国のサルサファンに衝撃を与えた来日の発表。9月の来日を今か今かと皆待っているようです。そのオーケストラの名前は、エル・グラン・コンボ・デ・プエルトリコ。その名のとおり、カリブ海に浮かぶプエルトリコで誕生したグループ。キューバ同様、素晴らしいサルサ音楽のゆりかごとして知られる国です。

エル・グラン・コンボは1962年に結成されました。なんとあのローリング・ストーンと同じ年に産声をあげたんですよ。彼らの音楽は結成からこれまで、世界的にも名の知れるミュージシャン達にインスピレーションを与え続け、50年経った今もなお、若いアーティスト達の良い起爆剤となっています。ロベルト・ロエナやアンディー・モンタニェスもこのオーケストラの出身。数々のミュージシャンがこのバンドから巣立ったことから、別名「サルサ大学」とも呼ばれているんです。彼らの音楽は世界中で聴かれ、踊られ、サルサファンから愛されてきました。

50年に渡る彼らの偉業を紹介し始めると、何時間でも続けてしまって、また長い文章になってしまうので、今回はたくさんあるアルバムの中から、特におすすめの1枚を紹介したいと思います。
"From the begining - El Gran Combo -"と題するこのCDは、結成から2007年までのベストナンバーを集めたベスト集。"Brujería"、"Me liberé"、"Y no hago más na' " などヒット曲を収録した2枚組のこのCDを聴くと、きっと"サルサ界の生ける伝説" エル・グラン・コンボ の素晴らしさを理解してもらえるはず。それに、9月のイスラ・デ・サルサまで少しずつ下準備しておけば、彼らのステージを120%楽しめますよ。

エル・グラン・コンボについて、彼らの音楽について質問がある人は、いつでも僕に聞いて下さいね!
それでは、素晴らしい夏を迎えてくださいね。そして ¡¡¡Viva la SALSA!!!


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サルサ・ラテンダンス講師:
Marcelo Stella ~ マルセロ・ステラ

サルサ世界コングレスのオープニングでダンスパフォーマンスを行う他、数々のショーへの出演経験を持つ。また、2000年より度々ラテンフェスティバル“ イスラ・デ・サルサ” のステージに立ち、多くのサルサファンの注目を浴びている。初来日以来、講師活動を通して福岡でのサルサ普及に大きく貢献し、ダンサーとしてまた講師としても日本での実績豊富なダンサーである。最近は、ショー演出や振付師としての活躍も目覚しい。



2012/06/24

様々な思いを胸に自分との旅 サンティアゴ巡礼



El camino de Santiago 直訳するとサンティアゴの道。
スペイン、ガリシア州、ア・コルーニャ県の都市サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼路のことです。ヨーロッパの様々な土地からサンティアゴへ続く巡礼路がありますが、特に有名なのが南仏サン・ジャン・ピエ=ド・ポルからの「フランスの道」で、今でも年間およそ10万人がフランスからピレネー山脈を越えていると言われています。

巡礼者が目指すのは、サンティアゴ・デ・コンポステーラの象徴とも言える大聖堂。この地には、キリストの12人の使徒のひとりである聖ヤコブの遺骸が祭られているとされることから、ローマ、エルサレムと並んでキリスト教の三大巡礼地に数えられています。巡礼路は整備され、巡礼を世話することを目的とする修道院が配置され、中世から今もなお世界中からの巡礼者が後を絶ちません。



巡礼者と言っても、この道を行脚するのはキリスト教徒だけではありません。巡礼路のうちスペイン国内の道はユネスコの世界遺産にも登録されており、世界でも珍しい「道の世界遺産」を見るため、また豊かな自然や歴史的な景観を楽しみながらのハイキング気分の人、スペインのアートや美味しい料理、ワインを目的に歩く人も多く、参加目的は様々。各自が巡礼のルート、日数、手段を選ぶことができる点も、世界各国からの参加者を集める理由でしょう。目的地の手前から1日だけ歩いてみる人、又はフランスから1カ月以上かけて徒歩で大聖堂を目指す人、あるいは自転車や少数ながら中世のように馬やロバを使う人もいるや馬に乗って巡礼する人。。。 毎回巡礼路を変えてサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す人もいます。巡礼者のなかには、歩きながら他の参加者との会話を楽しむ人も多いので、スペイン語を学習している人にとっては、会話の実践にももってこいですね。


    
徒歩または馬で100km以上歩いた人、自転車で200㎞以上走った人は、サンティアゴ・デ・コンポステーラで巡礼証明書 (コンポステラーノ) がもらえます。この証明書を持っているとサンティアゴ発の飛行機・鉄道の巡礼者割引が利用できます。また、携帯の義務はありませんが、巡礼手帳 (クレデンシアル) を発行してもらうと、巡礼者用の格安の宿泊所 (アルベルゲ) やバル、レストランの巡礼者用メニューの利用ができ、また訪ねた土地土地でスタンプを押してもらえ、巡礼の記念になります。巡礼者は昔から巡礼の証として、ホタテ貝の殻を荷物にぶら下げて行脚します。ホタテ貝の殻は巡礼者だけではなく、巡礼者用の宿泊・食堂、道しるべにも使われており、巡礼のシンボルとなっています。なぜ、ホタテ貝なのか? それは、聖ヤコブのシンボルがホタテ貝の殻だからなのだそうです。

日本からも毎年多くの参加者が見られるサンティアゴ巡礼。なぜ人々は巡礼をするのでしょうか。先にも述べたように、参加の目的は様々です。しかし、そこには人種や宗教を超えた人々を惹きつける共通点があるような気がします。長い道のり、時には自分自身と向き合い、内省しながら歩く時間もあるでしょう。そんななかで、文化も言葉も違う様々な国の巡礼者や土地の人々と触れ合い、互いを尊重し理解を深め合えたら… とても有意義な経験になるのではないでしょうか。


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スペイン語講師ロノと行く 「サンティアゴ・デ・コンポステラへの旅」
2012年10月予定

スペイン語講師陣が「サンティアゴ巡礼の旅」を皆さんと体験しようと、10月にスペインへのグループ旅行を企画中。同行予定の講師はロノ先生。今年の有給休暇、どこに行こうかまだ決めていない人、日々のスペイン語学習の成果を試しに、そして美しい北スペインの魅力を体験しに行ってみませんか? もちろん、スペイン語学習生も大歓迎!詳しい情報は、決定次第お知らせします。もしくはスペイン語講師陣へお尋ねください。


¡Más información sobre el viaje al Camino de Santiago!
(2012. 8/24 追記)

1回目の説明会で皆さんのご意見・ご要望をきき、旅程を少し変えてみました。基本は一緒ですが、5日間のウオーキングの代わりに、ガリシアとアストリアスの有名なところ、美しいところを尋ねます。Camino de Santiagoは世界の遺産の中でもとても有名なところです。
ガリシアの美しい田舎を歩きながら、自然を楽しみ、田舎の町を感じ、歴史を知り、スペイン語を練習し、そしてストレスを忘れましょう。

【Camino de Santiago 旅程表】

●10/6(土)福岡 → ロンドン(ロンドン泊)時間未定
●10/7(日)ロンドンでゆっくり
●10/8(月)オビエド/Asturias県 
途中、景色のよいところや有名なところで止まったり、もしかしたら、ロノのお母さんのお友達の家で家庭料理を食べるかも?
●10/9(火)Gijon スペインで有名な港です。海鮮料理もシドラ(リンゴワインの一種)も最高。
※ シドラ は高いところから注ぐことによって空気を入れておいしくする独特の飲み方があります。
●10/10(水)~10/12(金)Santiago
1日--Finisterreへ(ヨーロッパで最西端)の場所として人気
1日--Pontevedraへ ガリシアで有名な古い町
1日--皆さん歩いてみますか?カミノデサンティア―ゴへの最終ウオーキングです。もし難しければサンティアゴの観光です。

3箇所ともロノが薦める最高の街。小さいけれど個性があります。

オプション1:10/13(土)ロンドンへ移動 夜のフライトで福岡→14(日)福岡着
オプション2:10/14(日)ロンドンへ移動 フリータイム
        10/15(月)ロンドン発→10/16(火)福岡着


【旅行代金】  285,000円前後。
航空券代など変動していますので、少し代金が変わるかもしれません。


【料金に含まれるもの】
●航空券、バスなどの交通機関代金
●全ホテル宿泊代 

※添乗員・ガイド付きのパッケージツアーではありません。



2012/06/01

バスケットで感じる  地球の反対側の人々の温もり

~アルゼンチン ピラガ族と彼らを支える人々~




皆さん、サンチョ・パンサで最近素敵なパン籠を見かけたことはありませんか?
温かい風合いの素晴らしい編み籠。実はピラガ族という先住民の女性たちが編んだ工芸品です。





   
「ピラガ族?」初めて耳にされる方も多いと思います。ピラガ族は、広大なパンパ (草原) 、高くそびえるアンデスの山々に覆われた南米の国アルゼンチンの東北部に位置するフォルモサ州で生活を営む先住民。
首都ブエノス・アイレスから北に千キロ以上のぼったパラグアイとの国境沿いにあり、豊かな自然に恵まれたところです。

世界を見渡すと「野蛮」、「未開」と否定的に扱われ、絶滅してしまった先住民族も多いなか、この美しいフォルモサ州で狩猟生活を営んでいたピラガ族は今も独自の言語、文化様式を維持している貴重な人種です。現在、複数のコミュニティーに分かれてはいるものの、五千から一万人近いピラガ族がフォルモサ州で生活しています。しかし、他の先住民族同様、ピラガ族も社会的差別、貧しく厳しい生活環境、また現代社会からの孤立という深刻な問題に直面しているのが現状です。





   
ピラガ族のようにアルゼンチンで社会から取り残されているコミュニティーを支援する市民ボランティア団体があります。
「A Pulmón  (ア・プルモン)」は3年前からピラガ族コミュニティー支援プロジェクトをスタートし、飲料水、電力、住宅不足、深刻な食糧問題、教育などピラガ族が抱える多くの問題を改善していこうと様々な活動を行っています。彼らの活動はコミュニティー密着型。単なる外部からの不足物資の援助活動に終わらせないよう、ピラガ族の人々と共に働き、お互いの考え方に歩みより、プロジェクトの意味を理解してもらうようにしているそうです。そして、ピラガ族の人々自らが自分たちを見つめ直すスペースを残すことが重要であり、それがピラガ族の文化への自信を取り戻し、自らの手で生活は改善していけるのだと前向きにその可能性について考えることに繋がるのだと言っています。


そんな市民団体の人々たちと今、男性たちはユソウボクを使った彫刻品、女性たちはヤシの一種であるカランディージョを使った籠細工などの工芸品作りをし、生計を立てています。
4月にアルゼンチンの哲学者マリア・マルタ・エレーラさんが来日した際、ピラガ族、そしてこの市民団体について紹介していただきました。マルタさんの娘さんがA Pulmónのボランティア活動に参加されており、今回日本の皆さんに活動を紹介する原稿を寄せてくれました。


そこで、少しでもピラガ族の人々への支援に繋がればと、ティエンポでもサンチョ・パンサのパン籠として購入しました。レストランでお食事する際、是非ピラガ族の女性たちが編んだバスケットを手にしてみてください。地球の反対側で頑張る人々の温もりをきっと感じてもらえるはずです。そして、たくさんの人が使えば使うほど、私たちからの応援の気持ちも彼らに伝わることと思います。

【A Pulmónについては → www.apulmonformosa.blogspot.com 】

2012/04/20

そのコロンビアの熱いリズムをカンフル剤に 新たなサージェント・ワールドを構築した “ガルシア軍曹”


今、最もホットでクリエイティブな音楽震源地コロンビア



そのコロンビアの熱いリズムをカンフル剤に
新たなサージェント・ワールドを構築した
“ガルシア軍曹”生ライブまで秒読み!



サルサ、ヒップホップ、クンビア、バジェナート、バンブーコ、ホロポス・・・ ラテンアメリカの音楽の多様性を語る時、 ひと際強い光彩を放つのがコロンビア。今や北米、ヨーロッパの音楽シーンでも音楽流行の発信源として熱い注目を受けている国。
言わずと知れたShakira、そしてJuanes、Carlos Vives、CABAS... 世界に名を馳せる数々のミュージシャンを生み出しているコロンビアの音楽に魅せられているアーティストの一人が、5月に初来日を果たすサージェント・ガルシア。


もともと、ロックとワールド・ミュージックをミックスしたサウンドのパイオニアとしてヨーロッパを中心に人気を得ていたサージェント。毎回聴く人が期待する以上のサプライズを盛り込んだサウンド作りがその魅力。

スペイン人の父、フランス人の母の間に生まれたサージェントは、自分のルーツであるラテン、特にカリブのリズムに新境地を見出し、レゲエ、ジャマイカのダンスホール・レゲエにラテンの要素を取り入れ、ラガマフィンならぬ「サルサマフィン」という新たなスタイルを確立し、一躍世界のスターダムにのし上がった。

そんなサージェント・ガルシアの7枚目となる最新アルバム「Una y otra vez」には、コロンビアの匂いがプンプンと立ち込めている。これまでの集大成にして最大の出来と言われているこのアルバム収録には何と27名のミュージシャンが参加、4カ国での録音。その4曲目に収録されている「Mi Son Mi Friend (私のソン、私の友達)」の新バージョン 「Calentura Mi son」のミュージッククリップが3月22日にリリースされ、今話題となっている。




ビデオ収録はコロンビアのカリ。同誌先月号でも紹介した通り、カリは「サルサの首都」と称されるほどサルサがポピュラーな街。アルバムに収録されているオリジナル曲は、南米で大人気のコロンビアの新世代クンビアバンド、Bomba Estéreo (ボンバ・エステーレオ) の女性ボーカル Li Saumet (リ・サウメ)とのコラボだったが、新バージョンはコロンビア・カリのアーティスト集団Zalama Crewとのフィーチャリング。2週間に渡り収録されたこのMVは、ホットな音楽だけでなく、カリにあるサージェント・ガルシアの自宅スタジオでの収録の模様や、カリの街並みや人々の様子も垣間見れて見応えたっぷり。

ラテン、レゲエ、ワールドミュージック、ポップ… ジャンルを問わず聴く人を魅了し、ミクスチャー・サウンドの鬼才と言われるサージェント・ガルシアの音楽の世界、目の前で聞ける日まであとわずか。
どうしようか迷っている人!7名のミュージシャンで繰り広げられるダイナミックでセンセーショナルなライブ。
これは絶対見逃せない!



【サージェント・ガルシア 待望の初来日コンサート】

http://www.tiempo.jp/evento/box/event_16.html



2012/02/11

無限の可能性がある表現方法 Installation art




今年1月からアート講座の制作活動指導を担当するロドリゴ ・エレーラ(通称ロノ先生)。スペイン語講師を務める傍ら、ティエンポ設立以来、館内の内装やイスラ・デ・サルサ会場など数々のイベントでデザイン・コーディネート・制作を担当。また、2007年にはベルリンにてアートパフォーマンス「Chari~チャリ」を実施し、高い評価を得た経歴を持つ多彩な才能の持ち主。
そのロノ先生が今世界で様々な分野で注目されている「インスタレーション」というアートについて語ってくれました。

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皆さん インスタレーションという芸術手法を知っていますか? 1960年代から従来の画廊や美術館の商業的な面から脱皮し、作品の展示演出を試行錯誤しながら工場や公園、路地などのスペースを利用したのがその始まりだと言われています。1970年代以降、新しい芸術の表現手法、ジャンルの一つとして注目されるようになり世界に広まっていきました。

インスタレーションは一つの空間 (作品) のなかで、「見て、聞いて、感じて、知覚する」ことに集中させる手法です。それまでのアート展では、鑑賞者は受動的に作品を見る立場であったのが、空間全体を作品として演出するインスタレーションの出現により、よりアクティブに鑑賞することができるようになりました。もはやこの分野では 「鑑賞」というよりも、空間の中に身を置いて作品を「体感する 」と言った方が相応しいですね。作品に囲まれ、体で感じ、そして考える。時には聴覚、触感、嗅覚も刺激させられることもあります。まるで作品と対話できる空間のよう。

現在では、ビエンナーレ (芸術展覧会)などコンテンポラリーアートのギャラリーがインスタレーションのスペースをアーティストに提供しているほど、アート界ではその地位を確立しています。
そしてインスタレーションは芸術の分野だけではなく、私たちの身近な生活の中にも参入しつつあります。代表的なのが、ショーウィンドウ。きっと皆さんもあの小さなスペースのなかに、ストーリーを感じさせる演出を見かけたことがあるはずです。今やショーウィンドウは単なる商品の陳列棚ではありません。
スペインのサラゴサでは、毎年ショーウィンドウ インスタレーションコンクールが開催されているように、アーティスト達が商品をテーマに表現をする立派なアート空間となっているんですよ。



そう考えると、ディズニーランドなどのテーマパークや、お化け屋敷、妖怪電車もインスタレーションに含められるのかもしれませんね。

2005年にフラメンコ舞踊家のミゲル・カーニャスや他の講師陣が「GOKANの玉手箱」というイベントを開催したのを覚えていますか? 館内全スペースを使い、音楽、踊り、アート、映像、香、そして食を体感していくというインスタレーションを駆使したアートパフォーマンスでした。今年、アート講座を担当することになりましたが、またいつか、今度は受講生の皆さんも一緒にこのインスタレーションに挑戦したいと思っています。


2012/01/29

ドミニカ共和国の熱いカーニバル



2月といえば、カーニバル! ブラジルのリオデジャネイロ、コロンビアのバランキージャ、ボリビア・オルロのカーニバルを始め、世界各地にカーニバルで有名な町が存在します。そこで、今回はドミニカ共和国の首都サント・ドミンゴのカーニバルにクローズアップ!


カリブ海に浮かぶイスバニョーラ島の東側3分の2の面積を占めており、小さな国ハイチと国境を接しているドミニカ共和国。


コロンブスが初めてイスパニョーラ島に辿り着いた時、「これは天国にもまさる美しい土地だ!」と驚嘆したと言われるほど美しいビーチに囲まれた国です。小さい国ながらも、海、山、コロンブスの大陸発見当初の歴史的遺産を残した街並みもあり、観光資源が豊富。しかも、ドミニカ発祥のリズミカルな音楽メレンゲやバチャータがあちらこちらから流れてくるとなれば、欧米人にも人気のリゾート地であるのは納得できますよね。

Photo by http2007

そんなドミニカ共和国のカーニバルを特徴づけるのが、個性的な様々な人物像の仮面や衣装を身にまとった人々によるパレード。主役は「Diablo Cojuelo (ディアブロ・コフエロ)」と言われる悪魔です。
長いマントに鈴や鏡をたくさんつけて歩き、硬い風船のついた鞭を振り回しながら群れをなして行進する姿に圧倒されます。先住民タイノ族、スペイン、アフリカ黒人の3つの人種と文化が濃密に調和して形成された文化習慣、音楽を持つ国ならではの、植民地時代を再現 (先住民、黒人奴隷、コロンブスの航海) するグループもあり、簡単な歴史も踏まえて見てみるととても興味深いものです。


ところで、皆さんカーニバル (謝肉祭) って一体どのようなお祭りかご存知ですか? 
日本では年間を通してお祭りのパレードの意味で「カーニバル」と呼ぶことがありますが、カーニバルは単なるお祭りではなく、カトリック教に所以する宗教的行事のひとつなのです。キリストの復活を記念する復活祭(イースター)の前の40日間 (四旬節)、 古代や中世期の信者たちは肉食の節制と自粛をすることになっており、その期間に入る前にごちそうを食べて大いに騒いでいました。この習慣が四旬節の断食の前に行われる祭りとなったと言われています。
2月は館内でドミニカ共和国から持ってきたカーニバルの伝統衣装や写真、映像、タイノ族の芸術などを展示。また座談会も開催しますので、カーニバルの雰囲気を是非味わってみてください。

2月展示予定のカーニバルの面


今回ギャラリーで展示するカーニバルの衣装、仮面はドミニカ共和国の芸術・工芸センター ディレクターの
Henry Crisóstomo氏からティエンポへ寄贈いただきました。¡Muchas gracias!


■ 【展示会】 カリブ沿岸の先住民族「タイノ族の芸術」
2/ 17 (金) ~ 3/7 (水) at Gallery EL TALLER

■ 【座談会】 ドミニカ共和国のカーニバル
2/ 18 (土) 18:30 ~ at TIEMPO 語学教室



2012/01/05

卓越した表現力、その裏にある トップダンサーの思い




沈黙のなかの芸術。不言不語でありながら強く心を揺さぶられるその表現力。自分を誇示したり、観客受けするための表現を常に拒み、完璧に支配したそのコンパス (フラメンコ特有のリズム)にのみ身を任せる。一瞬の隙もない正確かつ複雑に叩かれる力強い足打ちは、観る者に驚きを与え、心に突き刺さる。それが、現代フラメンコ界トップダンサーの一人と称されるドミンゴ・オルテガの舞。

1969年、フラメンコの本場、ヘレス・デ・フロンテーラに生れ、8歳からフラメンコの世界に入りヘレスが誇るアルバリスエラ舞踊団に入団。舞踊家として頭角を現し始める。1989年、90年と2年連続カディス・ナショナル・コンテストで優勝を果たし、その後は、日本からの観光客も多く訪れる老舗タブラオCafé de Chinitas、 Zambra、Casa Patas、El Cordobésなどでソリストとして活躍。1993年には「Cinco Bailaores (5人の舞踊家)」の舞台で世界で絶大な人気を誇るホアキン・コルテス、アントニオ・カナーレス等と共演、舞踊家としての地位を確立する。



『なぜ踊るのか、そう自分に問いかけてみると頭に「必要性」というひと言が最初に浮かぶんです。自分を表現することの必要性、自分の希望、恐れ、探し求めているものを反映する何かを創りあげる必要性。それをやり遂げるために自分に唯一できる術・・・それが「踊る」ということ。そして、ある時「自分のメッセージをより豊かに表現するためには、一人で踊っているだけでは足りない、もっとたくさんの人と手段が必要だ」と考え始めました。そんな折、舞台製作のオファーがあり、舞踊家達を集めひとつの舞台を創る機会を得たんです。その時、自分自身の舞踊団を持ちたいという気持ちが芽生え始めました。一時的に集まるグループには興味はない、もっと野心を持った人間味、芸術性に満ちた自分のプロジェクトを創りたい・・・。』 
遂には独自の舞踊団を設立し、スペイン国内だけでなくイタリア、アメリカ、イスラエル、セネガル、日本などの海外公演を数多く実現。舞踊家、振付師、芸術監督として活躍の場は世界へと広がった。



『私は常にステップや歌の歌詞、舞台のコンセプトなどを調和させながら、「舞踊」を超えたメッセージを探すようにしています。フラメンコという芸術の豊かさ見せるだけでなく、さらに「踊る」というコミュニケーション手段を用いて観る人の心を動かす「何か」を舞台から語りかける。これが私の目指すものなのです。
私の活動はいつもフラメンコの根っこを出発点としています。故郷のへレスで幼い頃から感じ、また折りに触れ学んできたフラメンコの本質。それをベースに、後はそれぞれが個人の観点を付け加えていく。でも、私は正統派の舞踊家ではないんですよ。他と混ざり合わず果たせる進化なんて理解できないのです。新風を吹き込むことは好きですが、ただそれは伝統を尊重し、しっかりとした知識を持って、祖先が私たちに残した遺産への感謝の気持ちを持っての革新でなければならないと思っています。
他のジャンルの舞踊や音楽にも感銘を受けます。時に舞台の本質を失わないよう気をつけながら、他ジャンルの要素を取り入れることもあります。違うコミュニケーション手段を混ぜ合わせることにより、より一段と表現力が豊かになり、個性溢れる作品となるからです。チームで仕事をしていく時でも、それぞれに自分の観点、踊りや演奏のスタイルを出し合ってもらうようにしています。自分とは違う感性や見方を取り入れることは自分自身に磨きをかけるためには、とても重要だと思うんです。そうして創りあげた作品は多様性や融合を伴って、より豊かに仕上がるものです。様々な文化が混ざり合い誕生し、そして常に進化し続けているフラメンコがそうであるように。』
筆舌に尽くしがたい足捌き、表現力で高い評価を得、また現代フラメンコ界のコンテンポラリーダンスの模範とも言われるドミンゴ・オルテガ。来年2月に来日し、2つの公演出演、短期集中講座の開講を予定しています。今回、ドミンゴ・オルテガが舞台から我々に語りかけるメッセージは何なのだろうか・・・。是非会場で、そのメッセージを心で感じ取ってみてください。


■ドミンゴ・オルテガ来日記念 Domingo Ortega Flamenco Show
2012年2/17  (金)  (詳細

2012/01/01

2012年は disFRUTAR を合言葉に


¡TIEMPO te desea un próspero año nuevo!


謹んで初春のご挨拶を申し上げます。
2010 年秋 サンチョ・パンサのテラスに植えた苗木。
今、小さいながらも可愛らしい、立派なレモンが実っています。




スペイン語で「楽しむ、享受する」という意味の "disfrutar"。
ラテン語のdis (切り離す) + fructus (fruto=果実) を組合せた「果物を狩る」がその語源。"実り"を手にする瞬間の喜びから生まれた「楽しむ」という単語です。毎日に価値を見出しながら喜び、笑顔に満ちた2012年になりますように。


ティエンポは 2012 年、日々の " 実り " を収穫する喜びを
皆様と一緒に感じていける活動を目指していきます。
本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。