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2011/04/15

アルフレド・デ・アンジェリス楽団の音色 ~ おすすめタンゴCD


アンセルモ・アイエタやグラシアーノ・デ・レオーネなどの楽団を経て、1941年に自らの楽団を結成したピアノ奏者・作曲家アルフレド・デ・アンジェリス(1910 - 1992)。今回はタンゴ講師のセルヒオとソレダがこのアルフレド・デ・アンジェリス楽団の音楽を皆さんにご紹介します。ダンスにもとても向いている演奏と言われるアルフレド・デ・アンジェリスの音楽、二人はどのような思いがあるのでしょうか・・・


“ORQUESTA ALFREDO DE ÁNGELIS”


タンゴ講師: Sergio BUSTOS:
アルフレド・デ・アンジェリス楽団は、タンゴの歴史のなかでも、最もテンポのバリエーションを持つ楽団のひとつだと思います。かのファン・ダリエンソ楽団のようなスタッカートの効いたハギレ良いリズム。偉大なマエストロ オスヴァルド・プグリエーセの後年期を思わせる深みのあるメロディ。彼が紡ぐ詩は、当時のアルゼンチンの人々の生活をありのまま語っていて、聴く人の心にしっとりと入りこんできます。そして私たちのような現代のダンサーにとって、楽器ひとつひとつを聴きながら、同じタンゴでも全く違った踊り方ができるアルフレド・デ・アンジェリスの豊かな音楽性はとても魅力なのです。私にとってはこの楽団を特徴づけている楽器に思えるバイオリンとバンドネオン、その表現力(音楽性)は格別で、特筆するに値するものです。是非、皆さん機会があれば、聴いてみてください。

タンゴ講師: Soledad SOSA:
私がアルフレド・デ・アンジェリス楽団を皆さんにおすすめする理由は、何と言っても変奏のバリエーションの豊富さ。楽器の奏でる音色を聴いていると、自然に私の足をはしゃぎ出し、足先でコンパスのひとつひとつを飾りつけさせていく。。。 同時に私の心は、この楽団が長屋の情景の一部であった時代へタイムスリップ。そして歌詞に耳を傾けると、楽しく歓喜にみちた光景が目に浮かんでくるんです。その光景を胸に、私は心から踊りを楽しむことができます。そして、子供時代の懐かしい家族の思い出も運んでくれます。タンゴに耳を傾けている父の姿、洗濯をする母、そしてタンゴを口ずさみながら私と遊ぶ祖母の姿・・・
あ~ 頬笑みから涙まで、いろんな感情を呼び起こしてくれるタンゴはやっぱり凄い!
皆さんも是非、アルフレド・デ・アンジェリスの音楽に心を預け聴いてみてください。



アルゼンチンタンゴ講師:
Sergio Bustos & Soledad Sosa ~ セルヒオ & ソレダ

セルヒオは6歳からアルゼンチン民族舞踊を学び始め、これまで数々の賞を受賞。2005年からタンゴ世界大会に継続し参加、常に準決勝まで進む。2007年には参加者400組の中で5位という実績を持つ実力派ダンサー。また、“LATINOAMERICANO” などの舞踊団に所属し、メキシコやイタリア公演など海外も行っている。
ソレダは、2001年タンゴ国内大会で優勝。また2007年、2008年にはタンゴ世界大会でセルヒオ同様準決勝まで進む。2009年には”El Arrabal”舞踊学校を設立し、講師活動も積極的に行っているダンサー。タンゴだけではなく、アルゼンチン民族舞踊にも精通しているペア。


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