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2010/10/09

Día de los Muertos ~ 死者の日

死者の花 マリーゴールドの香りで街が包まれる日
Día de los Muertos ~死者の日


10/31日と言えば、そう「ハロウィン」。カトリックの諸聖人の日の前夜祭。本来、2000年以上前のケルト人が秋の収穫を祝い、亡くなった家族や友人たちを思い偲ぶ日であったのが、後にカトリックに取り入れられたものと言われています。

カトリックでは11月1日が万聖節(諸聖人の日)、11月2日が万霊節(諸死者の記念日)となっています。万聖節というのは、全ての聖人を讃え祝う日で、万霊節はまだ清められていない死者の魂を祈る日。そして、その前夜祭が10月31日のハロウィンというわけです。

日本では「ハロウィン」として知られるこのお祭り、スペイン・ポルトガル・中南米にとっては全ての死者の魂のために祈りを捧げるカトリック教の伝統行事「死者の日」。特に、メキシコでは盛大な祝祭が行われるとしてカトリック教国のなかでもよく知られています。

スペイン人が侵入してくるよりもはるか昔、少なくとも3000年以上前からマヤ族やアステカ族といった先住民達の間で、アステカ暦の10番目の月が死んだ子供達のため、その次の月が大人の死者のため、と死者の魂を迎えるお祝いをしていたそうです。現在の暦でいうと7月~8月らしいのですが、スペインに征服されたメキシコ先住民がカトリック教に改宗させられた時、これらの祭りがカトリックの祭日に融合され、現在の「死者の日」になったと言われています。そのお祭りで崇められていたのは、ミテカチウワトゥル(MICTECACIHUATL)という死の女神様でした。
今では「死の貴婦人」(DAMA DE MUERTE)とか、カトリーナ(LA CATRINA)という名称で知られており、今でも死者の日の祭壇を見ると、よく貴婦人のような骸骨を目にします。それがカトリーナです。

現在では、11月1日が子供の魂が戻ってくる日。2日は大人の魂が戻ってくる日。死者の日には墓参りに行き、お墓の掃除をして、花を飾り、お供え物をし・・・ 亡くなった人々の魂を迎え、もてなし、手厚くお送りするという一連の行事、死者の霊を弔うという意味では日本のお盆に共通するところがありますよね。、ところが、そこはラテン!死者を弔うといっても、陽気で楽しいお祭りになっちゃうんです。「この世の人もあの世の人もみんなで一緒に楽しみましょう!」という感じでしょうか・・・。

この日が近付くと街中、オフレンダと呼ばれる祭壇、ガイコツをモチーフにしたお菓子類やキャンドル、オブジェ、仮装した人たちで溢れます。期間中は、仮装パレードやバンドによる演奏、墓地の周辺には食べ物や飲み物やお土産ものの屋台が出て大賑わい。
日本のお盆と同じように祖先の霊を祀る行事、でも「死者」や「お墓」、「死生」の捉え方が日本とは違うようで興味深いですね。

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